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完全初心者むけ / コードは書きません

はじめての
導入ガイド

Google Workspace × Antigravity の業務AIアシスタントを、ゼロから動かすまでの全手順。専門用語はそのつど言い換えます。クリックとコピペだけで進みます。

所要 約60分 費用 0円(無料枠) 必要なもの: Googleアカウント

そもそも、今から何をするの?

作るAIアシスタントは、あなたのGmailやカレンダーを「読んだり下書きしたり」します。でもGoogleは、許可なくアプリにあなたのデータを触らせません。今日やるのは、その「AIアシスタント専用の入館証(IDカード)を発行する手続き」です。やることは3つだけ。

① 部屋を用意する作業をまとめる箱(プロジェクト)を作る
② 開けていいドアを登録Gmail・カレンダー等の利用を許可(API有効化)
③ 入館証を発行アプリ用の鍵(OAuth・クライアントID)を作る
PHASE A
準備するAntigravity導入
PHASE B
入館証づくりGoogle Cloud設定
PHASE C
つなぐMCP接続・認証
PHASE D
動かす最初の指示を出す
A

準備する

約10分

まず、AIアシスタントの「本体」である Antigravity を自分のパソコンに入れます。アプリを1つインストールするだけです。

A-1

Antigravity をダウンロード

Googleの公式サイトを開いて、ダウンロードボタンを押します。

https://antigravity.google/
  • サイトを開いたら 「Download」(ダウンロード)ボタンを押す
  • あなたのパソコンに合うもの(Windows)が自動で選ばれます
  • ダウンロードフォルダに保存されたインストーラーをダブルクリック
「Antigravity」はGoogleが作ったAI開発ツールです。今回はこの中でAIアシスタントを動かします。
A-2

インストールして起動

  1. 画面の指示にしたがって 「次へ/同意する/インストール」 を押していくだけ
  2. 終わったら Antigravity が起動します
  3. 初回は Googleアカウントでサインイン を求められます → ログイン

これで本体の準備は完了です。次は、データに触る許可(入館証)を作ります。

B

入館証づくり(Google Cloud)

約30分

ここが今日のメイン。Googleの管理画面で「箱を作る → ドアを登録 → 鍵を発行」を行います。ぜんぶブラウザのクリックだけです。

B-1

箱を作る(プロジェクト作成)

「プロジェクト」は作業をまとめておく箱(フォルダのようなもの)です。下のページを開きます。

console.cloud.google.com/projectcreate
  • 「プロジェクト名」に workspace-assistant-mvp と入力(半角英数字)
  • 「場所/組織」は出ているものでOK。「組織なし」でも問題なし
  • 青い 「作成」 を押す → 20秒ほど待つ
  • 画面上部にプロジェクト名が表示されたら成功
支払い情報を求められても、使うのは無料枠だけ。課金は発生しません。不安なら一度手を止めて相談を。
B-2

ドアを登録する(API有効化 ×6)

「API」とは、Gmailやカレンダーを使うための窓口(ドア)のこと。使う6つを「有効にする」だけ。検索欄に名前を入れて開き、青い 「有効にする」 を押します。

  • Gmail API
  • Google Calendar API
  • Google Drive API
  • Google Chat API
  • People API(連絡先)
  • Google Sheets API
探し方:左上のメニュー →「APIとサービス」→「ライブラリ」→ 名前で検索 →「有効にする」。これを6回くり返します。
B-3

誰が使えるか決める(OAuth同意画面)

「このアプリは、あなたのどのデータを使いますか?」を登録する画面です。「APIとサービス」→「OAuth同意画面」へ。

  1. User Type は 「外部(External)」 を選んで「作成」
    ※組織と個人の両方を使えるようにするため
  2. アプリ名:Workspace Assistant/サポートメール・連絡先:自分のアドレス
  3. 「スコープ」では、まず読み取り専用のものだけ追加(下記6つ)
gmail.readonly / calendar.events.readonly / calendar.calendarlist.readonly / drive.readonly / chat.messages.readonly / contacts.readonly
「送信」や「削除」の権限はあえて入れません。これでAIが暴走しても送信・削除は不可能になります(安全設計の要)。
B-4

使う人を登録(テストユーザー)

同じ画面の「テストユーザー」で、使うアカウントを追加します。

  • 組織アカウント(あなた@会社ドメイン)を追加
  • 個人Gmail(あなた@gmail.com)を追加
個人Gmailは仕様上、約7日ごとに再ログインが必要です(テスト中のため)。週1の手間だけ、と覚えておけばOK。
B-5

鍵を発行(クライアントID)

いよいよ入館証の発行です。「APIとサービス」→「認証情報」→「認証情報を作成」→「OAuth クライアント ID」。

  1. 種類は 「デスクトップアプリ」 を選ぶ
  2. 名前:antigravity-mcp-client →「作成」
  3. 出てきた画面で 「JSONをダウンロード」 を押す(これが鍵ファイル)
  4. ファイルを安全な場所に保存:C:\Users\user\.gemini\config\client_secret.json
このJSONは家の鍵と同じ。人に渡したりネットに上げたりしないでください。
C

つなぐ(MCP接続)

約10分

AntigravityとGoogleを「接続」します。設定ファイルを1つ置いて、各サービスにログインで「許可」を押すだけです。

C-1

設定ファイルを置く

このフォルダにある mcp_config.json を、次の場所にコピーします。

C:\Users\user\.gemini\config\mcp_config.json
  • ファイルの中の <<< … >>> の部分を自分の値に書き換える(鍵ファイルのパス・自分のメール)
  • Antigravityの「Manage MCP Servers」→「View raw config」からも開けます
C-2

6つのサービスにログイン許可

  1. Antigravityを再起動 → MCPサーバ一覧に6本が出る
  2. 各サーバの「認証」を押す → ブラウザで 「許可」 をクリック
  3. 「このアプリは確認されていません」と出たら、「詳細」→「(アプリ名)に移動」で続行(テスト中の正常表示)
D

動かす

約3分

準備完了です。最初は「読むだけ」の指示で安全に試しましょう。Antigravityのチャット欄に、こう打つだけ。

はじめての指示(コピペでOK)

今日の予定と、重要メール・要返信メールをまとめてダッシュボードにして

これは「読むだけ」なので、何も壊れません。うまく動いたら、会議準備や議事録づくりへ広げていきます。

メール送信・予定変更・ファイル削除は、必ずあなたの確認を挟む設計です。勝手に実行されることはありません。
?

困ったときは

「このアプリは確認されていません」と警告が出た

テスト中のため出る正常な表示です。「詳細」→「(アプリ名)に移動」を押せば先に進めます。あなたが作ったアプリなので安全です。

数日たったら個人Gmailでエラーになった

テストモードの仕様で、約7日ごとに再ログインが必要です。もう一度「認証」を押せば直ります。

MCPサーバが一覧に出てこない

① mcp_config.json の置き場所が正しいか ② ファイルの中身の書き換え漏れがないか ③ Antigravityを再起動したか、を確認してください。

特定のサービスだけ「403」エラー

PHASE B-2 のAPI有効化が抜けています。該当のAPIを「有効にする」で直ります。

料金が心配

今回使う範囲はすべて無料枠です。カード登録を求められても、通常利用で課金されることはありません。