はじめに

WinActor 教材 総合設計書 + 第1教材本文

作成日:2026-07-18 / 対象製品:WinActor(NTTデータ)
本書は「初心者が業務で使えるレベルまで到達する体系教材」の設計図と、最初の1本の本文をまとめたものです。

0. 最初に:この教材が前提とする公式ファクト(2026-07-18時点で確認)

WinActor は仕様・バージョン・ライセンス・生成AI連携が頻繁に変わるため、本教材では下表を「確認済みの土台」とし、バージョン依存項目は必ず社内導入版で再確認する方針とします。

項目確認できた内容(2026-07時点)出典の性格注意
最新バージョンVer.7.6.1(Ver.7.6 は 2025-07-31 公開、生成AI連携を強化。前系列は Ver.7.5.1 = 2024-10-24)WinActor公式(winactor.com / winactor.biz)導入済み社内環境のバージョンを必ず確認
対応OSWindows 11 Pro/Windows Server 2016・2019・2022・2025公式 動作環境ページ旧Ver.は対応OSが異なる。古い「Windows 7/8/10」表記は旧情報
実行基盤.NET Framework 4.8 以上公式 動作環境ページ
推奨スペックCPU:Core i3-6100(2コア3.7GHz)以上、空きメモリ3.0GB以上、FHD(1920×1080)表示可能公式 動作環境ページあくまで推奨最低ライン
対応ブラウザ(自動記録/操作)Google Chrome(100以降)/Firefox(96以降)/Edge Chromium版(100以降)公式 動作環境ページIE系は対象外の流れ
対応ExcelExcel 2021/2024(xls/xlsx/xlsm 利用時)公式 動作環境ページOffice無しだとExcel系ノードに制限
ライセンス(エディション)フル機能版=シナリオ作成・編集・実行/実行版=実行のみ公式・販売代理店作る人にはフル機能版が必須
ライセンス(方式)ノードロック方式(端末固定)/フローティング方式(同時利用数管理)/AI連携ライセンス公式・サポートサイト方式の混在利用は非推奨
価格(参考)フル機能版 約110万円/年、実行版 約30万円/年(※販売代理店・構成で変動)代理店公開情報断定不可。必ず見積で確認
評価版ノードロック方式・フル機能版を試用可能公式期間・機能制限は都度確認
生成AI連携Ver.7.5以降 OpenAI/Azure OpenAI 連携でシナリオひな型作成、Ver.7.6で強化公式契約・利用可否は社内ポリシー確認
WinActor Manager on Cloud複数WinActorの集中管理(シナリオ一括管理・スケジュール実行・実行結果確認等)を行うクラウド管理サービス公式・代理店機能範囲はプラン依存

教材内の断定禁止ルール:バージョン番号・画面名・メニュー名・ノード名・価格・ライセンス条件は「一例。お使いのバージョンの公式マニュアルで確認」と必ず添える。


1. 教材全体のコンセプト

「読むだけで終わらせない、手を動かして“自分の業務が1つ自動化できる”までを最短で運ぶ実務教材」

  • 用語解説の羅列ではなく、「業務の選び方 → 作り方 → 壊れない運用」までを一本の物語として学ぶ。
  • 各章は「一言説明 → 初心者向け言い換え → 身近な例 → WinActorでの使い方 → 実務の注意点」の5ステップで統一。
  • すべての章にハンズオン・確認テスト・失敗例を付け、非エンジニアでも一人で進められる。
  • 「自動化してはいけない業務」「人が確認すべき点」を必ず明示し、暴走・事故を防ぐ設計思想を最初から仕込む。

2. 学習ゴール(受講後にできること)

  1. RPA と WinActor を自分の言葉で説明できる
  2. 自動化に向く/向かない業務を判断できる
  3. WinActor の基本画面を理解し、簡単なシナリオを作れる
  4. Excel の読み取り→別ファイル転記ができる
  5. Web 画面へログイン・入力ができる
  6. フォルダ内ファイルを処理できる(振り分け・リネーム)
  7. 条件分岐・繰り返し・変数でシナリオを汎用化できる
  8. エラーの原因をログ・ステップ実行で調べられる
  9. 業務フローを整理して自動化対象を設計できる
  10. テスト・本番前チェック・保守・引き継ぎまで回せる

3. 対象者

WinActor/RPA を初めて触る人、非エンジニアの業務担当(営業事務・経理・人事・総務)、バックオフィス担当、ITコンサル会社の若手、業務改善担当、社内導入担当、これからRPA案件に関わる人。


4. 前提知識(これだけあればOK)

  • Windows の基本操作(クリック、ファイル保存、フォルダ移動)
  • Excel の基本(セル、シート、コピー&ペースト、簡単な表)
  • ブラウザで Web サイトにログインした経験
  • プログラミング知識は 不要(本教材で必要な考え方はすべて解説)

5. 全体カリキュラム(15章)

タイトルねらいハンズオン
1RPAとWinActorの基礎全体像・できる/できない確認テストのみ
2自動化できる業務向く/向かない業務の判断業務選定ワーク
3基本画面と操作画面・シナリオ・ノード・変数画面ツアー
4最初のシナリオ作成起動→操作→保存→実行メモ帳自動入力
5変数の使い方汎用化の基礎変数で挨拶文作成
6Excel操作の自動化読む/書く/転記演習:売上転記
7Web操作の自動化ログイン/入力/取得演習:顧客入力
8ファイル・フォルダ操作一覧/移動/リネーム演習:請求書振り分け
9条件分岐と繰り返し判断と反復演習:複数行をWeb入力
10エラー対応とデバッグ原因特定と例外設計エラー再現ハンズオン
11実務シナリオ設計整理→設計→保守業務フロー設計ワーク
12実務ハンズオン総合演習7本演習1〜7
13運用・保守・改善安定運用運用ルール作成
14応用編連携・クラウド・AIManager on Cloud概要
15総復習定着・次の一歩総合テスト

推奨学習順序(ロードマップ)

STEP0 導入判断     STEP1 基礎理解    STEP2 単機能    STEP3 組み合わせ   STEP4 実務   STEP5 運用
 (第1-2章)          (第3-5章)         (第6-8章)        (第9-10章)        (第11-12章)  (第13-14章)
   ↓                  ↓                 ↓                ↓                 ↓            ↓
どの業務を選ぶか   画面と変数を       Excel/Web/       条件分岐と        業務丸ごと    壊れない
を見極める         理解する           ファイルを個別   繰り返しで        設計して      運用に乗せる
                                      に動かせる       つなげる          作り切る

到達の目安:STEP2 まで(第8章)で「単純作業の自動化」、STEP4(第12章)で「実務で使えるレベル」、STEP5 で「一人で運用・引き継ぎまで」。


6. 各章の詳しい内容 + 7. 章ごとの到達目標

各章は共通で「講義 → ハンズオン → 失敗例 → 確認テスト」構成。以下は要点と到達目標。

第1章:RPAとWinActorの基礎

  • RPAとは「人がPCで行う定型操作を、ソフトのロボットに代行させる仕組み」。
  • できること(定型・ルール化できる・繰り返し)/できないこと(判断・創造・例外だらけ・紙のみ)。
  • WinActorは純国産・日本語UI・プログラミング不要でシナリオを作れるデスクトップ型RPA。
  • 到達目標:RPAとWinActorを一言で説明でき、導入時の注意点(対象業務の選定・現場巻き込み・スモールスタート)を挙げられる。

第2章:WinActorで自動化できる業務

  • 向く:Excel転記、Webシステム入力、メール定型処理、ファイル整理、定型レポート、CSV加工、基幹系入力、帳票処理。
  • 向かない:判断が要る、例外が多い、頻繁に画面が変わる、月1回だけ・件数が極端に少ない、紙・手書きのみ(OCR前提なら別)。
  • 「ルール化できるか」「回数×時間が十分か」「画面が安定しているか」の3軸で判定。
  • 到達目標:自分の業務を向く/向かないで仕分けし、費用対効果の高い候補を1つ選べる。

第3章:WinActorの基本画面と操作

  • 画面構成:フローチャート(作業の流れ)、シナリオ全体(一覧)、変数一覧、ライブラリ、ログ。
  • 用語:シナリオ=作業手順書/ノード=手順の部品/ライブラリ=便利部品集/変数=値を入れる箱。
  • 実行・停止・一時停止・ステップ実行(1つずつ)・ログ確認・保存/管理。
  • 到達目標:主要パネルの役割を説明でき、既存シナリオをステップ実行で追える。

第4章:最初のシナリオ作成

  • アプリ起動→クリック→文字入力→待機→保存→実行までを体験。
  • 記録機能と手動ノード配置の違いを理解。
  • うまく動かない時の初動チェック(対象ウィンドウ・待機不足・座標依存)。
  • 到達目標:メモ帳やブラウザに文字を自動入力する最小シナリオを自作・実行できる。

第5章:変数の使い方

  • 変数=「あとで使う値を入れておく箱」。固定値ではなく変数にすると使い回せる。
  • 型:文字列/数値/日付/ファイルパス。命名ルール(用途がわかる日本語 or ローマ字+接頭辞)。
  • 到達目標:入力値を変数化し、値を変えるだけで結果が変わるシナリオを作れる。

第6章:Excel操作の自動化

  • 開く/値を読む/値を書く/行追加/表読み込み/CSV/集計/別ファイル転記。
  • 失敗しやすい点:ファイルの開きっぱなし、シート名・セル番地のズレ、拡張子違い、絶対パス依存。
  • 到達目標:売上一覧を読み、別フォーマットへ転記・保存できる(演習)。

第7章:Web操作の自動化

  • ページを開く/ログイン/フォーム入力/クリック/検索結果取得/画面遷移待ち。
  • 要素が見つからない時:待機を入れる、要素指定方法を変える、画面変更を疑う。
  • 到達目標:テストWebにログインし、Excelの値をフォームへ入力できる(演習)。

第8章:ファイル・フォルダ操作

  • 存在確認/一覧取得/リネーム/移動/コピー/削除/日付付きファイル名。
  • 到達目標:請求書ファイルを月別フォルダへ自動振り分けできる(演習)。

第9章:条件分岐と繰り返し

  • 条件分岐=「もし〇〇なら…そうでなければ…」。繰り返し=一覧を上から順に処理。
  • 条件に合う行だけ処理、エラー行はスキップ。
  • 到達目標:Excelの複数行を1件ずつ処理し、条件で分岐できる(演習)。

第10章:エラー対応とデバッグ

  • 典型エラー:画面が見つからない/クリック不可/入力不可/待機不足/ファイル無し/Excel開けない/変数値が想定外。
  • ログの見方、ステップ実行での原因特定、例外時に「止める/スキップ/通知」の設計。
  • 到達目標:エラーの原因を切り分け、例外処理を1つ組み込める。

第11章:実務で使えるシナリオ設計

  • いきなり作らず業務フローを整理 → 入力/処理/出力に分割 → 例外洗い出し → 人の確認点を残す。
  • 保守しやすさ・属人化防止・処理ログ・運用ルール・引き継ぎ資料。
  • 到達目標:1業務を設計書(フロー+例外+確認点)に落とせる。

第12章:実務ハンズオン(演習1〜7)

後述「13. 実務演習課題」に詳細。到達目標:実務相当の日次業務シナリオを最後まで作り切る。

第13章:運用・保守・改善

  • 業務変更/画面変更/担当変更への対応、連絡ルール、ログ管理、改修履歴、テスト手順、本番前チェック。
  • 到達目標:本番前チェックリストで自分のシナリオを点検できる。

第14章:応用編

  • 複数アプリ連携、Excel×Web、メール通知、OCR連携、生成AI連携(Ver.7.5+)、WinActor Manager on Cloud、スケジュール実行、複数ロボット管理、社内展開。
  • 到達目標:応用の選択肢を理解し、次に学ぶ領域を選べる。

第15章:総復習

  • 用語・手順・チェックリストの総まとめ、総合テスト、実務課題、次に学ぶこと。

8. ハンズオン一覧

Noタイトル難易度
H14メモ帳へ自動で定型文を入力
H25変数で宛名入り挨拶文を作る
H36売上一覧を別フォーマットへ転記★★
H47テストWebに顧客情報を入力★★
H58請求書ファイルを月別フォルダへ振り分け★★
H69Excel複数行を1件ずつWeb入力★★★
H710わざとエラーを起こし原因特定→例外処理★★★
E1-E712実務総合演習(後述)★★〜★★★

各ハンズオンは共通テンプレ:目的/完成イメージ/使用データ/事前準備/操作手順/シナリオ設計/使用ノード・ライブラリ/変数一覧/動作確認/よくあるエラー/改善ポイント/応用課題


9. サンプルデータ一覧(すべて架空・個人情報なし)

samples/ フォルダに以下を同梱(本書末尾にCSV実体を掲載)。

ファイル名内容用途
顧客一覧.csv顧客ID/氏名/会社/メール/電話Web入力・転記
売上一覧.csv日付/商品/数量/単価/担当Excel集計・転記
請求書一覧.csv請求書番号/取引先/金額/請求日ファイル振り分け
申請一覧.csv申請ID/申請者/種別/日付/ステータス条件抽出
社員一覧.csv社員番号/氏名/部署/入社日マスタ参照
商品マスタ.csv商品コード/商品名/単価/カテゴリ参照・突合
処理ログ_テンプレート.csv実行日時/処理名/対象/結果/メモログ出力
エラー一覧_テンプレート.csv発生日時/シナリオ/対象行/エラー内容/対応例外記録

10. 重要用語集(初心者言い換え付き)

用語一言初心者向け言い換え身近な例
RPAPC定型操作の自動化パソコン作業を代わりにやってくれるロボット毎朝の転記をロボに任せる
WinActor純国産デスクトップ型RPA日本語で作れる自動化ソフト手順を絵で並べて動かす
シナリオ実行させる作業手順書ロボへの指示書料理のレシピ
ノード手順の部品1つ動作のブロックレゴの1ピース
ライブラリ便利部品集よく使う操作の完成品電子レンジの自動メニュー
変数値を入れる箱あとで使う値のメモ欄付箋にメモした金額
フローチャート流れの図作業の流れ図乗換案内の経路図
ステップ実行1つずつ実行コマ送り再生動画のコマ送り
ログ実行の記録作業日誌家計簿の履歴
ノードロック端末固定ライセンスこのPCだけで使える券指定席
フローティング同時利用数管理席数だけ誰でも使える券自由席(定員あり)
フル機能版作成+実行可作れる版料理を作れる厨房
実行版実行のみ動かすだけ版温めるだけの電子レンジ
例外処理想定外時の対応困った時の代替手順傘を忘れた時の対応

11. 図解案(教材に入れる図)

  1. RPAの仕組み図(人の操作 → 手順化 → ロボが代行)
  2. できること/できないこと 対比表
  3. 自動化に向く/向かない業務 マトリクス(ルール化 × 回数)
  4. シナリオ作成の流れ(整理→設計→作成→テスト→運用)
  5. 変数の考え方(値を箱に入れて使い回す)
  6. Excel自動化フロー(開く→読む→加工→書く→保存→閉じる)
  7. Web自動化フロー(開く→待つ→入力→クリック→取得→次へ)
  8. エラー対応フロー(検知→止める/スキップ/通知→記録→復旧)
  9. 実務導入フロー(候補選定→PoC→本番→運用→改善)
  10. 運用チェックリスト(本番前点検の一覧)

(各図はテキスト版を本文に併記。制作時はSVG/図版化。絵文字は使わない方針。)


12. 確認テスト案(形式)

各章末に以下を配置。すべて解答・解説付き

  • 選択問題(4択)
  • 穴埋め問題
  • 一問一答
  • 実務判断問題(この業務は自動化すべき?)
  • 操作手順並べ替え問題

(サンプルは「18. 第1教材本文」内に実装済み。)


13. 実務演習課題(第12章 演習1〜7)

各演習は共通テンプレで作成。以下は仕様概要。

演習課題使用サンプル主な学び
E1Excel一覧を別フォーマットへ転記売上一覧.csv表読み込み・繰り返し・書き込み
E2フォルダ内ファイル名をルール変更ダミーPDF群一覧取得・リネーム・日付付与
E3CSVから条件に合う行だけ抽出申請一覧.csv条件分岐・フィルタ・出力
E4Webにログインし1件ずつ入力顧客一覧.csv+テストWebログイン・繰り返し入力・待機
E5処理結果をログファイル出力処理ログ_テンプレート.csvログ設計・追記書き込み
E6エラー時に止めずエラー一覧へ記録エラー一覧_テンプレート.csv例外処理・スキップ・記録
E7日次業務を想定した一連シナリオ上記の組合せ統合設計・入力/処理/出力分離

E7 完成イメージ(日次業務モデル)

[開始]
  → 当日CSVをダウンロード先から取得(存在確認)
  → Excelで内容をチェック(不正行はエラー一覧へ)
  → 正常行を1件ずつWebシステムへ入力(繰り返し)
  → 入力結果を処理ログへ追記
  → 完了件数・エラー件数をメール通知(応用)
[終了]
人の確認点:エラー一覧の目視確認、金額の最終承認

14. トラブルシューティング集(抜粋・現場頻出)

症状ありがちな原因対処
画面(要素)が見つからない画面表示前に操作した/画面レイアウト変更待機ノード追加、要素指定を見直す、画面変更を確認
クリックできない座標依存で解像度/位置が変わった画像・要素指定に変更、ウィンドウ最大化を固定
入力が途中で切れる入力速度が速すぎ/フォーカス外れウェイト挿入、対象ウィンドウを明示
Excelが開けない/固まる別プロセスが開きっぱなし実行前にExcelを閉じる、処理後に確実にクローズ
ファイルが見つからない相対パス/フォルダ移動/日付フォルダ未作成パスを変数化、存在確認とフォルダ作成を先に
変数の値が想定と違う型違い・初期化漏れ・上書き変数一覧で確認、ステップ実行で値を追跡
途中で全部止まる例外未処理で異常終了try/例外処理でスキップ+記録に変更
ブラウザ操作が不安定拡張機能未導入/バージョン不一致対応ブラウザ版・拡張を公式手順で確認

15. 運用・保守チェックリスト(本番前・運用中)

本番稼働前チェック

  • 対象業務の入力/処理/出力を文書化した
  • 例外パターンを洗い出し、対応(止/飛/報)を決めた
  • 人が確認すべきポイントを残した(特に金額・送信・削除)
  • テストデータで正常系・異常系を実行した
  • ファイルパス・ログイン情報を変数/設定に外出しした
  • 処理ログとエラー一覧が出力される
  • 変数名・シナリオ名が第三者に分かる命名
  • 実行手順書と引き継ぎ資料を用意した

運用中の定期点検

  • 画面変更・システム更新の影響確認
  • エラー発生時の連絡ルールが機能している
  • 改修履歴(誰が・いつ・何を)を記録
  • 実行結果(件数・時間)を月次で確認

16. ファクトチェック方針

  • 数値・法令・仕様・価格・バージョンは 必ず一次情報(公式)で照合。教材内では出典と確認日を残す。
  • バージョン依存項目は「一例。お使いの版で確認」を必ず併記し、断定しない。
  • 価格・ライセンスは代理店・契約で変動 → 見積・契約書で確認を明記。
  • 生成AI・クラウド機能は提供状況が変わるため「提供有無・条件は最新の公式で確認」。
  • 制作後は「ファクトチェック表」(項目/教材記載/出典/確認日/要再確認フラグ)で自己点検。

17. 公式情報の確認項目(教材公開前に必ず見る)

  • WinActor公式(winactor.com)製品・動作環境ページ:最新Ver./対応OS/推奨環境/ブラウザ/Excel対応
  • WinActor公式(winactor.biz)トピックス:新Ver.機能・生成AI連携
  • NTT-AT WinActor公式FAQ:動作環境・トラブル
  • WinActor サポートサイト:バージョンアップ情報・ノードロック/フローティング
  • 公式マニュアル(導入版に同梱):画面名・ノード名・操作手順の正確な名称
  • WinActor Manager on Cloud 製品情報:機能範囲・プラン
  • 販売代理店の見積:価格・ライセンス条件

確認すべきバージョン依存項目:最新Ver.番号/画面・メニュー名/ノード名・場所/対応OS・Office・ブラウザ/生成AI連携の可否と設定/ライセンス種別と価格/Manager on Cloud機能。



18. 第1教材本文(完成品)

WinActor入門|初心者でも分かるRPAと自動化の基本

対象:WinActor/RPAを初めて学ぶ人・非エンジニアの業務担当者
所要:約60〜90分(読み+確認テスト)
ゴール:RPAとWinActorの全体像を理解し、「自分のどの業務を自動化すべきか」の当たりをつけられる状態になる

この教材の使い方

むずかしい言葉は、必ず次の5ステップでかみ砕きます。

  1. まず一言で説明
  2. 初心者向けに言い換え
  3. 身近な例
  4. WinActorでどう使うか
  5. 実務での注意点

読み飛ばさず、上から順に進めてください。最後に確認テストがあります。

注意:バージョン番号・画面名・メニュー名・価格は変わります。本教材の数値は「2026年7月時点の公式情報の一例」です。実際に操作する時は、お使いのWinActorの公式マニュアルで名称を確認してください。

1. RPAとは何か

1. 一言で:RPAとは、人がパソコンで行う「決まった手順の作業」を、ソフトのロボットに代わりにやってもらう仕組みです。RPA=Robotic Process Automation(ロボットによる業務自動化)の略。

2. 言い換え:パソコンの中に「あなたの作業をマネして代わりにやってくれる、まじめな新人アシスタント」を雇うイメージです。ただしこの新人は、教えた手順どおりにしか動きません。

3. 身近な例:毎朝、届いたメールの添付Excelを開いて、数字を別のシステムに1件ずつ入力する——この「同じ動きの繰り返し」を、あなたの代わりにロボットがやってくれます。

4. WinActorでどう使うか:あなたは「クリックする」「文字を入れる」「ファイルを開く」といった動作を、部品を並べて手順書(シナリオ)にします。実行ボタンを押すと、ロボットがその手順どおりにマウスとキーボードを自動で動かします。

5. 実務での注意点:RPAは「考えて判断する」ことは苦手です。手順が毎回変わる仕事や、その場の判断が必要な仕事には向きません。「決まった手順の繰り返し」だけをまかせるのが鉄則です。

RPAの仕組み(図)

人が「1回だけ」手順を教える・Excelを開く・数字を読む・システムに入力・保存するロボットが「毎回」自動で実行早い(人手の数倍)ミスをしない24時間・何度でも人は確認だけ

2. RPAでできること・できないこと

できること(得意)

  • 決まった手順の繰り返し:毎日・毎週の同じ作業
  • 転記・入力:ExcelからWeb、システムからExcelなど
  • ルールで判断できる仕分け:「金額が1万円以上なら別フォルダ」など
  • 複数アプリをまたぐ作業:Excel→ブラウザ→メールなど
  • 大量・単純:件数が多くて人がやると疲れる作業

できないこと(苦手)

  • 人の判断・創造:文章の良し悪し、例外的な交渉、企画
  • 手順が毎回変わる仕事:ルール化できないもの
  • 画面が頻繁に変わるシステム:崩れると止まりやすい
  • 紙・手書きだけの情報:そのままでは読めない(OCRなど別の仕組みが必要)
  • 「たまにしかない・件数が少ない」仕事:作る手間の方が大きい

できること・できないこと 対比表

観点向いている向いていない
手順毎回同じ毎回変わる
判断ルールで決まる人の裁量が必要
画面安定しているよく変わる
回数多い/定期的まれ/単発
情報デジタル紙・手書きのみ

3. WinActorとは何か

1. 一言で:WinActorは、NTTデータが提供する純国産のデスクトップ型RPAツールです。日本語の画面で、プログラミングなしに自動化の手順(シナリオ)を作れます。

2. 言い換え:「自動化ロボを、絵のブロックを並べる感覚で作れる日本語ソフト」。英語やコードが読めなくても始められます。

3. 身近な例:料理のレシピカードを順番に並べるように、「Excelを開く」「値を読む」「入力する」というカードを上から並べていくと、それがそのままロボットの作業手順になります。

4. WinActorでどう使うか

  • 画面に手順(シナリオ)を組み立てる
  • 実行すると、あなたのPCを自動操作してくれる
  • Excel・ブラウザ・各種業務システムなど、画面上で操作できるものを幅広く扱える
  • 「よく使う操作」はライブラリという完成部品として用意されている

5. 実務での注意点:WinActorは基本「1台のPCで動くデスクトップ型」です。複数の台数をまとめて管理・スケジュール実行したい場合は、別途 WinActor Manager on Cloud のような管理サービスを使います(第14章・応用編で扱います)。

WinActorのバージョン・環境(2026年7月時点の一例/要確認)

項目内容の一例
最新バージョンVer.7.6.1(Ver.7.6は2025年7月に生成AI連携を強化)
対応OSWindows 11 Pro/Windows Server 2016・2019・2022・2025
実行基盤.NET Framework 4.8以上
対応ブラウザChrome / Firefox / Edge(いずれも一定バージョン以上)
対応ExcelExcel 2021 / 2024
エディションフル機能版(作成+実行)/実行版(実行のみ)
ライセンス方式ノードロック(端末固定)/フローティング(同時利用数管理)
これらは変更されます。必ずお使いの版の公式情報で確認してください。価格は販売代理店・構成で変わるため、見積で確認します。

WinActorの特徴(まとめ)

  • 純国産・日本語UIで初心者にやさしい
  • プログラミング不要(部品を並べる方式)
  • Excel・Web・各種システムを幅広く自動操作
  • 国内シェアが高く、導入事例・情報が豊富
  • 近年は生成AI連携(シナリオのひな型作成など)も強化

4. 人が行うPC操作を自動化する考え方

自動化は「魔法」ではありません。人がやっている操作を、そのまま手順に翻訳するだけです。

コツは3つ。

  1. 作業を細かく分解する:「システムに入力する」ではなく、「ブラウザを開く→ログインする→検索する→値を入れる→保存する」まで分ける。
  2. 毎回同じ部分と、変わる部分を分ける:変わる部分(顧客名・金額など)は後で変数にして使い回す。
  3. 例外を先に考える:「ファイルが無かったら?」「エラーが出たら?」を最初に決めておく。
人の頭の中(あいまい)        →   ロボの手順(明確・分解)
「請求書を処理する」          →   1. フォルダを開く
                              →   2. ファイルがあるか確認
                              →   3. 1件ずつ開く
                              →   4. 金額を読む
                              →   5. 月別フォルダへ移動
                              →   6. 処理結果を記録

5. どんな業務を自動化できるか(具体例)

  • Excel転記:一覧表を別フォーマットへ写す
  • Webシステム入力:Excelの内容を1件ずつ画面に入力
  • メール定型処理:定型メールの作成・仕分け
  • ファイル整理:フォルダ振り分け・リネーム
  • 定型レポート作成:毎週同じ形の集計表を作る
  • CSV加工:条件で抽出・整形
  • 基幹システム入力:受発注・勤怠などの定型入力
  • 帳票処理:請求書・申請書・一覧表の処理

6. 自動化に向く業務・向かない業務

「やりたいから」ではなく、効果が出るかで選びます。判断は次の2軸(マトリクス)が便利です。

最優先で自動化ルール化でき・回数も多い効果は中 回数は多いがルール化しにくい効果は小ルール化できるが回数少向かない非定型で回数も少ないルール化しやすい →回数・頻度が多い →

向く業務の条件

  • 手順が毎回同じ(ルール化できる)
  • 回数が多い/定期的(毎日・毎週)
  • 画面・様式が安定している
  • 情報がデジタル(Excel/CSV/システム)
  • ミスが許されず、正確さが重要

向かない業務の条件

  • 判断・交渉・創造が必要
  • 例外が多く、毎回やり方が違う
  • 画面・帳票が頻繁に変わる
  • 月1回だけ・数件だけなど効果が小さい
  • 紙・手書きのみ(OCRなど別対応が前提)

向く/向かない 判定表

業務例判定理由
毎日の売上Excelをシステムに転記向く定型・毎日・多い
請求書ファイルを月別に振り分け向くルール明確
顧客からの問い合わせに回答文を考える向かない判断・創造が必要
年1回の特殊な集計(毎回様式が違う)向かない単発・非定型
手書きアンケートの内容入力条件付きOCR等の併用が前提

7. WinActor学習の全体像

この入門のあと、次の順で学ぶと最短で実務に届きます。

STEP1 基礎理解      画面・シナリオ・ノード・変数を知る(第3〜5章)
STEP2 単機能        Excel / Web / ファイルを個別に動かす(第6〜8章)
STEP3 組み合わせ    条件分岐・繰り返しでつなげる(第9〜10章)
STEP4 実務          業務を丸ごと設計して作り切る(第11〜12章)
STEP5 運用          壊れない運用・引き継ぎ(第13〜14章)

8. 実務で使えるようになるまでのロードマップ

段階期間の目安できること次の一歩
入門(この教材)半日〜1日RPA/WinActorを説明できる、対象業務を選べる基本画面を触る
初級1〜2週間簡単なシナリオを自作・実行できるExcel/Web/ファイルを個別に自動化
中級1〜2か月条件分岐・繰り返し・変数で実務シナリオを作れるエラー対応・例外設計
実務2〜3か月1業務を設計〜テスト〜運用まで回せる保守・引き継ぎ・社内展開
期間はあくまで目安です。触れる時間と対象業務の複雑さで変わります。小さく作って早く動かす(スモールスタート)が上達の近道です。

9. 導入時に気をつけること(最初に知っておく)

  • 小さく始める:いきなり大きな業務より、単純な1業務から。
  • 現場を巻き込む:実際にその作業をしている人の手順を正確に聞く。
  • 人の確認点を残す:金額・送信・削除など、間違うと影響が大きい操作は人が最終確認。
  • 止まる前提で作る:エラーは必ず起きる。止まった時どうするか(止める/飛ばす/知らせる)を決める。
  • 属人化させない:分かりやすい名前・手順書・引き継ぎ資料を残す。
  • ルール・仕様・価格は必ず公式で確認:バージョンで変わるため断定しない。

10. 確認テスト(解答・解説付き)

選択問題

Q1. RPAの説明として最も正しいものは?
A. 人の判断が必要な業務を自動で考えてくれる仕組み
B. 人がPCで行う決まった手順の作業を、ソフトのロボットが代行する仕組み
C. 紙の書類を自動で作る印刷機
D. インターネットを速くする技術

Q2. WinActorの説明として正しいものは?
A. 英語のプログラミングが必須の海外製ツール
B. 紙をスキャンする専用機器
C. 日本語で使える純国産のデスクトップ型RPAツール
D. 表計算専用ソフト

Q3. 自動化に「向いていない」業務はどれ?
A. 毎日同じ形式でExcelをシステムに転記する
B. 請求書を金額ルールでフォルダ振り分け
C. 問い合わせ内容を読んで最適な回答文を考える
D. 毎週同じ集計表を作る

穴埋め問題

Q4. WinActorに実行させる作業手順書のことを「( ① )」と呼び、その手順を構成する部品1つ1つを「( ② )」と呼ぶ。

Q5. 自動化に向くのは、手順が毎回( ③ )で、回数が( ④ )業務である。

一問一答

Q6. WinActorで「作成もできる版」と「実行だけの版」、シナリオを作るのに必要なのはどちら?

Q7. 「あとで使う値を入れておく箱」を何という?

実務判断問題

Q8. 次の業務は自動化すべき?理由も一言で。
「毎朝、届いた注文Excel(毎回同じ様式・1日80件)を基幹システムに1件ずつ入力している。」

Q9. 次はどうすべき?
「年に1回、その年ごとに様式が変わる特殊レポートを、判断しながら作っている。」

操作手順 並べ替え問題

Q10. 業務を自動化する時の進め方として、正しい順に並べ替えなさい。
(ア)テストする (イ)業務の手順を整理・分解する (ウ)シナリオを作る (エ)本番運用する (オ)自動化する業務を選ぶ


11. この章のまとめ

  • RPAは「決まった手順の繰り返し」を代行する仕組み。判断・創造は苦手。
  • WinActorは日本語で使える純国産のデスクトップ型RPA。プログラミング不要。
  • 自動化は「ルール化できる × 回数が多い」業務が最優先。
  • いきなり作らず「業務を選ぶ→整理→作る→テスト→運用」の順で進める。
  • バージョン・仕様・価格は変わるので、必ず公式で確認する。

次の教材:第3章「WinActorの基本画面と操作」で、実際の画面(シナリオ・ノード・変数・ライブラリ)を見ていきます。



19. 次に作るべき教材一覧(制作ロードマップ)

教材タイトル中身の要点付属ハンズオン
2基本画面と操作の完全ツアー3各パネルの役割・実行/ステップ実行/ログ既存シナリオを追う
3はじめてのシナリオ作成4起動→入力→保存→実行H1 メモ帳自動入力
4変数マスター5型・命名・使い回しH2 宛名入り挨拶文
5Excel自動化 実践6読む/書く/転記/CSVH3/E1 売上転記
6Web自動化 実践7ログイン/入力/取得/待機H4/E4 顧客入力
7ファイル・フォルダ操作8一覧/移動/リネームH5/E2 請求書振り分け
8条件分岐と繰り返し9判断と反復・フィルタH6/E3 複数行処理
9エラー対応とデバッグ10ログ/ステップ/例外設計H7/E6 例外記録
10実務シナリオ設計11入力/処理/出力・例外・確認点設計ワーク
11実務総合ハンズオン12E1〜E7 総合E5/E7 日次業務
12運用・保守・改善13本番前チェック・引き継ぎ運用ルール作成
13応用編(連携/クラウド/AI)14Excel×Web/メール/OCR/生成AI/Manager on Cloud応用課題
14総復習・卒業課題15総合テスト・自業務の自動化卒業制作

制作の推奨順:まず「3→4→5→6」を優先(初心者が最短で成功体験を得られる単機能系)。その後「7→8→9」で組み合わせ、「10→11」で実務化、「12→13→14」で運用・応用へ。


付録A:サンプルデータ(架空・そのままCSVで利用可)

顧客一覧.csv

顧客ID,氏名,会社名,メール,電話
C001,山田太郎,あおぞら商事,taro@example.com,03-1111-0001
C002,佐藤花子,みどり物産,hanako@example.com,03-1111-0002
C003,鈴木一郎,つばさ工業,ichiro@example.com,03-1111-0003
C004,高橋美咲,ひかり食品,misaki@example.com,03-1111-0004
C005,田中健二,さくら電機,kenji@example.com,03-1111-0005

売上一覧.csv

日付,商品コード,商品名,数量,単価,担当
2026-07-01,P100,ノートA,10,120,山田
2026-07-01,P200,ペンB,50,80,佐藤
2026-07-02,P100,ノートA,5,120,鈴木
2026-07-02,P300,消しゴムC,30,50,山田
2026-07-03,P200,ペンB,20,80,高橋

請求書一覧.csv

請求書番号,取引先,金額,請求日
INV-2026-001,あおぞら商事,120000,2026-07-05
INV-2026-002,みどり物産,84000,2026-07-06
INV-2026-003,つばさ工業,256000,2026-06-28
INV-2026-004,ひかり食品,45000,2026-07-10

申請一覧.csv

申請ID,申請者,種別,申請日,ステータス
A001,山田太郎,経費,2026-07-01,承認待ち
A002,佐藤花子,休暇,2026-07-02,承認済
A003,鈴木一郎,経費,2026-07-03,却下
A004,高橋美咲,出張,2026-07-04,承認待ち

社員一覧.csv

社員番号,氏名,部署,入社日
E001,山田太郎,営業部,2020-04-01
E002,佐藤花子,経理部,2019-04-01
E003,鈴木一郎,人事部,2021-10-01
E004,高橋美咲,総務部,2022-04-01

商品マスタ.csv

商品コード,商品名,単価,カテゴリ
P100,ノートA,120,文具
P200,ペンB,80,文具
P300,消しゴムC,50,文具
P400,ファイルD,200,事務用品

処理ログ_テンプレート.csv

実行日時,処理名,対象,結果,メモ
2026-07-18 09:00:00,売上転記,売上一覧.csv,成功,5件処理

エラー一覧_テンプレート.csv

発生日時,シナリオ名,対象行,エラー内容,対応状況
2026-07-18 09:05:12,Web顧客入力,C003,要素が見つからない,要確認

付録B:ファクトチェック表(本教材の自己点検)

記載項目教材での記載確認した出典の性格確認日要再確認
最新Ver.Ver.7.6.1(7.6は2025-07)WinActor公式2026-07-18○ 導入版で確認
対応OSWin11 Pro/Server2016-2025公式 動作環境2026-07-18○ Ver依存
.NET4.8以上公式 動作環境2026-07-18
ブラウザChrome/Firefox/Edge公式 動作環境2026-07-18○ 版数注意
Excel2021/2024公式 動作環境2026-07-18
エディションフル機能版/実行版公式・代理店2026-07-18
ライセンス方式ノードロック/フローティング公式サポート2026-07-18
価格フル約110万/実行約30万(参考)代理店公開情報2026-07-18○ 必ず見積
生成AI連携Ver.7.5+/7.6強化公式2026-07-18○ 提供条件確認
Manager on Cloud集中管理サービス公式・代理店2026-07-18○ プラン依存

凡例:○=バージョン・契約で変わるため公開前に必ず再確認 / △=比較的安定だが要注意。