MECEを「縦に深める」道具。問題の根本原因を探り、解決策を体系的に考える技術。
ロジックツリー = 問題・課題を「木」の形にMECEで分解する思考ツール
幹(大きなテーマ)から枝(要素)に分解していくことで、問題の構造を見える化する。「なぜこの問題が起きているか(Why)」と「どうすれば解決できるか(How)」の両方に使える。
各分岐はMECEを保つ。「A・B・Cを合わせると全体になる(モレなし)」「A・B・Cは重複しない(ダブりなし)」
場面によって使い分ける
使う場面:「なぜ問題が起きているか」を探るとき
進み方:問題 → なぜ?→ なぜ?→ 根本原因
使う場面:「どうすれば達成できるか」を考えるとき
進み方:目標 → どうやって?→ 具体的な施策
「PMI後3ヶ月で顧客継続率が10%低下した」のように数字・期間を含めた具体的な起点を設定する。
起点を「どんな角度から見るか」の切り口を選ぶ。ヒト・モノ・カネ、内部・外部など。この段階でMECEを徹底する。
各カテゴリを「なぜ?」または「どうやって?」でさらに掘り下げる。実務では3〜4層で十分。
Howツリーなら「誰が・いつまでに・何をする」まで落とす。Whyツリーなら最も重要な根本原因を特定する。
問題:A社がB社を買収してから3ヶ月、B社の優秀な従業員が4名離職した。原因を探れ。
第1層の切り口:「内部要因 / 外部要因」(MECE)
「業績が悪い」では広すぎる。数字・期間・場所を含めた具体的な起点を作ること。
「コスト問題・調達コスト問題」のように同じ内容が別の枝に入る。各層でMECEチェックが必要。
1層で止めてしまい根本原因まで掘り下げない。対策が浅くなり再発する。
何層まで展開すべきか・WhyからHowにいつ切り替えるか
「深すぎる」も「浅すぎる」も失敗。目的に合った深さを選ぶ
初心者が陥る罠は「ツリーを無限に深掘りしすぎて分析が終わらない」こと。実務では「この階層まで分解すれば具体的なアクションが出るか」を判断基準にする。
WhyツリーからHowツリーへの切り替えタイミング
Whyツリーの完了条件:「根本原因(これ以上なぜ?が出ない最深部)」が特定できたとき
Howツリーへの切り替え:特定した根本原因に対して「どうすれば解決できるか」を設計するとき
実務での鉄則:WhyとHowを同時に混ぜない。「まず全てのWhyを出し切る → その後Howを考える」の順番を守る