3C分析の結果を4象限に整理し、クロスSWOTで具体的な戦略を導き出す。
SWOT = Strength(強み)・Weakness(弱み)・Opportunity(機会)・Threat(脅威)
内部環境(S・W)と外部環境(O・T)を4象限で整理し、戦略の方向性を考えるフレームワーク。3C分析やPEST分析の結果をSWOTに落とし込んで使うことが多い。クロスSWOT(4象限の組み合わせ)で戦略を生成するのが最大の価値。
S・W は「自社でコントロールできる内部要因」/ O・T は「外部要因」
SWOTの最大の価値はここにある
強みで機会を活かす。最も攻めの戦略。例:「産直技術(S)× EC宅配需要(O)」→ 宅配サービス展開
強みで脅威を回避する。例:「地域信頼関係(S)× 大型チェーン参入(T)」→ ロイヤル顧客化
弱みを機会で補う。例:「IT弱い(W)× DX補助金(O)」→ 補助金でIT強化
最悪シナリオの回避。例:「資金力弱(W)× 市場縮小(T)」→ 選択と集中
PEST分析で洗い出した外部要因を「機会(O)」か「脅威(T)」に分類する。同じ要因でも業界によって機会にも脅威にもなりうる。
3C分析で把握した自社の強み・弱みをS・Wに分類する。競合と比較して「優れている点がS、劣っている点がW」。
多すぎると焦点が絞れないので各象限3〜5項目に絞る。「これは内部か外部か・プラスかマイナスか」の2軸で分類する。
SO・ST・WO・WTの4タイプの戦略を考え、「最もインパクトが大きい1〜2個」に絞り込む。リソースは有限なので「全部やる」はNG。
シナリオ:鶴岡食品(食品メーカー)がエコマート(スーパー)を買収した後、統合会社のSWOT分析でPMI戦略を決める。
分析して終わりにしない ― 「戦略→タスク」まで落とし込む
SWOT分析の最大の罠:「分析で終わり」
SWOT分析をしても「で、結局何をするのか」が決まらなければ意味がない。分析の目的は「判断・意思決定」。クロスSWOTで戦略を選んだ後、必ずPDCAの「P(計画)」に落とし込む。
外部環境(O・T)は3C・PEST分析から。内部環境(S・W)はバリューチェーン・財務分析から取り出す。主観でなくデータに基づいて埋める。
S・W・O・Tの各象限に要因を書き出す。「同じ要因がSとTに重複している」場合は視点を変えて再分類する。主観が入りやすい「S」と「W」は競合との比較で客観化する。
SO・ST・WO・WT の4戦略を作る。全部同時にやろうとしない。「今の状況で最も重要な1〜2戦略」に絞り込む。
選んだ戦略を「誰が・何を・いつまでに・何をもって成功とするか(KPI)」のタスクに分解する。PDCAのPlanがここでできあがる。